本日のメイントピック
- 顧客中心主義
- ビジネスモデル
- グローバル戦略
- ブランドの整合性
- ビジョン
- 文化
- リサーチとインサイト
- KPIs
1. 顧客中心主義
- 多くの組織/企業は「顧客を中心とする」としているが、実際に顧客を最優先に考える組織は限られている。
- 顧客を中心とするビジネスコンセプト=顧客中心主義
- 概念: 顧客を第一に考え、ビジネスの中心に据えて、ポジティブな顧客体験を提供し、長期的な関係を築くことに基づくビジネス戦略である。
- このマーケティングのコンセプトは、製品よりも顧客を関心の中心に据えるものである。
- 顧客の期待、ニーズ、願望がマーケティング・キャンペーンの出発点となる。
- 顧客中心主義の意思決定は、経済的犠牲を伴うことがある。
- データに基づく効果: デロイトの研究によると、顧客中心の企業はそうでない企業に比べて、デジタルマーケティングを実施する際に利益が高く、運営コストが低い。→ なぜ?
- トリプル・メディアの利用
- ペイドメディア:Google広告
- 短期的な効果を出せる; コストがかかる
- 製品の認知度向上、注意や関心の喚起など、主に認知段階への働きかけ.
- オウンドメディア:自社公式サイト
- 自分でコントロールできる;
- 消費者の製品やブランドに対する理解や、購入へのサポートなど、主に検討・行動段階への働きかけ.
- アーンドメディア:インフルエンサー
- 消費者に信頼される; 拡散力がある
- 認知・検討・行動・推奨の全ての段階への働きかけ.
2. ビジネスモデルとデジタル戦略の適合
- ビジネスモデルの適合性: デジタル戦略はビジネスモデルに適合している必要がある。
- 関係ベースのB2B企業には積極的な電子商取引戦略が適していない。
- 販売重視の小売業者には単純なコンテンツとソーシャルメディア戦略も効果が薄い。
- ビジネス・モデルに対応するデジタルマーケティング戦略:
- マスB2C市場:
- 代表例:Costco
- 特徴:安価で一般消費者向けの製品を販売。
- デジタルマーケティングではオンライン広告を利用して認知度を高め、顧客に転換させる。
- ニッチB2C:
- 代表例:二次元グッズ販売、オンラインコース
- 特徴:特定の顧客層に対する高度にターゲットを絞ったサービスを提供。
- デジタル戦略としては、深いコンテンツ戦略と上質な顧客体験が鍵。
- B2B:
- 代表例:自動車の部品メーカー
- 特徴:他の企業に直接販売。
- 顧客との関係構築に焦点を当て、広告よりも、信頼関係や付加価値の提供に重点を置く。
- 自社の情報を早く他社に知ってもらうことや、情報を検索されることも重要
- 最近のビジネスモデルのトレンド:
- フリーミアムモデル(Free-premium): 特定の商品やサービスを無料で提供し、より豊かで深い体験は有料で提供する。例えば、SpotifyやDeezerがこのモデルを採用している。
- ビジネスモデルの変化:
- Facebook: 最初は大学生向けのネットワークだったが、世界的なプラットフォームへと急速に成長し、ビジネスページや広告モデルへと進化した。サードパーティーデベロッパーも進出。
- Google: 最初のビジネスモデルは収益を生まなかったが、2003年にAdwordsを導入し、収益源として確立。Googleのデジタルマーケティング戦略は、その簡潔さと効果で知られている。