ソーシャルメディアプラットフォームを利用して、ターゲットオーディエンスと直接コミュニケーションを行い、エンゲージメントを生成し、ブランドの目標を達成する戦略。
<aside> 📌 コラム:「SIPS」モデル
電通が2011年に提唱したモデルで、主にソーシャルメディアを頻繁に活用する消費者の行動を表す。「共感」→「確認」→「参加」→「共有と拡散」の4つのプロセスによって構成される。ソーシャルメディアの浸透により、従来型消費者行動モデルにおける「認知」と「興味」の部分「共感」に置き換わる。
Googleなどの検索エンジンよりも、現在、ソーシャルメディアから情報にアクセスすることがもっと多くなっているため、SIPSでは「共感」を起点としている。共感は大きく「発信元への共感」と「情報そのものに対する共感」に分ける。
「確認」は、単なるインターネット検索サービスよりも、他人にeWOMを確認したり、YoutubeにアップされているUGC(ユーザーが作成する内容)を見たりすることも該当。
SIPSモデルは、購買だけではなく、いいね、コメント、リツイートなどのエンゲージメントにも注目。
消費者は「参加」した後に、自身の行動や商品・情報などをソーシャルメディアを通じて「共有」する。そして、ソーシャルメディア上では、色々なコミュニティの人と繋がっているため、「共有」した情報は一気に多くの人々に「拡散」される。
従来の消費者行動モデルは消費者の「購買」に焦点を当てているのに対して、SIPSは消費者との「コミュニケーション」に焦点を当てている。
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デジタルマーケティングにおけるエンゲージメントは、顧客や見込み客との相互作用を強化し、ブランドへの忠誠心を育むための重要な要素。